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西賀茂の正伝寺へ♪
2010年 06月 15日
6月6日
サツキがあちらこちらで綺麗に咲き出しています。
西賀茂の正伝寺のサツキは綺麗かな?とお寺へ電話で聞いてみます。
「満開ですよ」とのことでしたので早速行ってみます。
西賀茂の舩山(お盆の五山の送り火の一つ、船形の山)麓になります。
バス停「神光院前」から徒歩15分、緩い住宅街の坂道を上がっていきます。
今回の行きは、主人が正伝寺前まで車でおくってくれ、助かります。

正伝寺(しょうでんじ)山門です。
こちらのお寺は正式には「吉祥山正伝護国禅寺」と言います。
創建は鎌倉時代だそうです。

お寺までは静かな住宅街が続いていたのですが、参道を入ると高い木々が並び ここは山の麓なんだと感じさせます。

小さな門をくぐります。 休みだと言うのに誰もいません。

可愛いお地蔵様が祀られています。 歴史を感じさせますね。

灯籠も趣がありますね♪
こちらへは何度も来ますが、参道はいつも静かで一人歩きはちょっと寂しいくらいです。
ただ時折、こちらの参道を歩いていると人の声が急に聞こえてくることがあります。
実は、京都ゴルフ場西コースが隣接していますので、突然、コースをまわっている人の声やカートの音がするときがあり、ビックリするときがあります。 ゴルフ場からか とすぐ気が付くのですが、静かな参道にちょっと興ざめです。
ゴルフ場は木々で隠れているとはいえ、どうしてお寺の横にゴルフ場を作ったのでしょうね。
このお寺が清水寺だったらきっとゴルフ場など造れなかったでしょうに。

ドクダミもお花が咲くと可愛いです。

庫裏が見えてきましたよ。 この辺りまで来るとゴルフ場隣接も気にならず、本当に静かです。
まさに山の麓のお寺ですね。

庫裏です。 こちらで拝観料を払って中へ入ります。
すぐに本堂の前庭が目に入ってきます。




こちらのお庭は江戸時代初期 小堀遠州作と言われていて「獅子の児渡し庭園」と言われています。
白砂敷平庭でサツキを七五三に刈り込まれた枯山水です。
はるかな比叡山をお庭に取り込み京都を代表する借景庭園として京都市指定名勝とされています。
でも、観光地とはちょっと離れているためと交通の便が悪いので休みでも訪れる人が少ないです。
その分、とても静かでのんびり落ち着きます。
ところでサツキはこれで満開なのかな(*^_^*)
もっとたくさんのサツキの花を連想していたのですが、ちょっと期待はずれです。
でも拝観のパンフレット写真のサツキも調度これぐあいの咲き具合です。 と言うことは、やっぱりこれが満開なのでしょうか???

時折、タクシーの運転手さんに連れられた方がいらっしゃいます。
今日も鷹ヶ峯の源光庵から運転手さんに案内されてまわって来られていましたが、お庭を少し見たら直ぐに帰られます。
こチラのお寺は、このお庭と本堂ぐらいしか見るところがありませんが、ゆっくり縁側でこのお庭を見るのが素敵なんですがね。
私は縁側の赤い毛せんに座って借景の比叡山、サツキを配した落ち着いた枯山水のお庭を見て、まったりします。
静かすぎて、縁側でのシャッター音が悪いくらいです。
誰もいなくなってからおもむろに好きな位置からパチリパチリします(*^_^*)
こちらの本堂(方丈)は伏見城にあった御成殿という遺構で承応2年(1653年)にこちらへ移築されたものだそうです。

本堂(方丈)の広縁の血天井です。
伏見城遺構で関ヶ原の戦いの直前伏見城に立て籠もった徳川方の鳥居元忠以下1200余名がその落城の際、割腹し血に染まった廊下の板を天井にしてあります。。
京都には、養源院、源光庵、興聖寺、宝泉院、正伝寺にこの廊下の板を使った血天井があります。
大勢の悲惨な武士達の霊を弔うためにこの床板がお寺に引き取られたのですが、床板にして踏みつけるのは?と言うことで天井に使われたそうです。
私もそれぞれのお寺の血天井を見ましたが、特に養源院の血天井では、鳥居元忠のお腹に刀が差されたまま倒れた姿が天井にそのまま血で染まっていました。
ちょっと強烈過ぎたです(*^_^*)
なお、こちら正伝寺の血天井のお寺の紹介には、大原の宝泉院がなく、八幡の神応寺が加えられています。 神応寺は初めて聞きます。
一度行ってみなくては・・・・・。
他にも多数の血天井のお寺が京都にはあるのかもしれませんね。
ちなみにこの天井の斑点は、368年以前の人の血液であると近年、科学的にも証明もされているようですよ。

さてゆっくりのんびりさせてもらいましたので、そろそろ帰ることとします。

庫裏の前の片隅に可愛いお地蔵様がいらっしゃいます。
かがみ込んで私もお参りです♪
山門をでて比叡山や東山を見ながら静かな住宅街の坂道を下っていくとバス道に出ます。
調度やって来た三条京阪行きのバスに飛び乗り、セーフ♪
途中で地下鉄に乗り換えて帰りました。
こちらへは、市バス「西賀茂車庫行き」で「神光院前」で下車して下さいね。
京都駅からは9番、三条京阪からは37番、北大路バスターミナルからは1番、37番です。
市内は、いつも混み合いますので地下鉄北大路駅からバスに乗るのが早いかもしれませんね。
バス停から正伝寺までは、正伝寺075-491-3259へ連絡されると詳しく教えて下さいますよ。
おしまい。
サツキがあちらこちらで綺麗に咲き出しています。
西賀茂の正伝寺のサツキは綺麗かな?とお寺へ電話で聞いてみます。
「満開ですよ」とのことでしたので早速行ってみます。
西賀茂の舩山(お盆の五山の送り火の一つ、船形の山)麓になります。
バス停「神光院前」から徒歩15分、緩い住宅街の坂道を上がっていきます。
今回の行きは、主人が正伝寺前まで車でおくってくれ、助かります。

正伝寺(しょうでんじ)山門です。
こちらのお寺は正式には「吉祥山正伝護国禅寺」と言います。
創建は鎌倉時代だそうです。

お寺までは静かな住宅街が続いていたのですが、参道を入ると高い木々が並び ここは山の麓なんだと感じさせます。

小さな門をくぐります。 休みだと言うのに誰もいません。

可愛いお地蔵様が祀られています。 歴史を感じさせますね。

灯籠も趣がありますね♪
こちらへは何度も来ますが、参道はいつも静かで一人歩きはちょっと寂しいくらいです。
ただ時折、こちらの参道を歩いていると人の声が急に聞こえてくることがあります。
実は、京都ゴルフ場西コースが隣接していますので、突然、コースをまわっている人の声やカートの音がするときがあり、ビックリするときがあります。 ゴルフ場からか とすぐ気が付くのですが、静かな参道にちょっと興ざめです。
ゴルフ場は木々で隠れているとはいえ、どうしてお寺の横にゴルフ場を作ったのでしょうね。
このお寺が清水寺だったらきっとゴルフ場など造れなかったでしょうに。

ドクダミもお花が咲くと可愛いです。

庫裏が見えてきましたよ。 この辺りまで来るとゴルフ場隣接も気にならず、本当に静かです。
まさに山の麓のお寺ですね。

庫裏です。 こちらで拝観料を払って中へ入ります。
すぐに本堂の前庭が目に入ってきます。




こちらのお庭は江戸時代初期 小堀遠州作と言われていて「獅子の児渡し庭園」と言われています。
白砂敷平庭でサツキを七五三に刈り込まれた枯山水です。
はるかな比叡山をお庭に取り込み京都を代表する借景庭園として京都市指定名勝とされています。
でも、観光地とはちょっと離れているためと交通の便が悪いので休みでも訪れる人が少ないです。
その分、とても静かでのんびり落ち着きます。
ところでサツキはこれで満開なのかな(*^_^*)
もっとたくさんのサツキの花を連想していたのですが、ちょっと期待はずれです。
でも拝観のパンフレット写真のサツキも調度これぐあいの咲き具合です。 と言うことは、やっぱりこれが満開なのでしょうか???

時折、タクシーの運転手さんに連れられた方がいらっしゃいます。
今日も鷹ヶ峯の源光庵から運転手さんに案内されてまわって来られていましたが、お庭を少し見たら直ぐに帰られます。
こチラのお寺は、このお庭と本堂ぐらいしか見るところがありませんが、ゆっくり縁側でこのお庭を見るのが素敵なんですがね。
私は縁側の赤い毛せんに座って借景の比叡山、サツキを配した落ち着いた枯山水のお庭を見て、まったりします。
静かすぎて、縁側でのシャッター音が悪いくらいです。
誰もいなくなってからおもむろに好きな位置からパチリパチリします(*^_^*)
こちらの本堂(方丈)は伏見城にあった御成殿という遺構で承応2年(1653年)にこちらへ移築されたものだそうです。

本堂(方丈)の広縁の血天井です。
伏見城遺構で関ヶ原の戦いの直前伏見城に立て籠もった徳川方の鳥居元忠以下1200余名がその落城の際、割腹し血に染まった廊下の板を天井にしてあります。。
京都には、養源院、源光庵、興聖寺、宝泉院、正伝寺にこの廊下の板を使った血天井があります。
大勢の悲惨な武士達の霊を弔うためにこの床板がお寺に引き取られたのですが、床板にして踏みつけるのは?と言うことで天井に使われたそうです。
私もそれぞれのお寺の血天井を見ましたが、特に養源院の血天井では、鳥居元忠のお腹に刀が差されたまま倒れた姿が天井にそのまま血で染まっていました。
ちょっと強烈過ぎたです(*^_^*)
なお、こちら正伝寺の血天井のお寺の紹介には、大原の宝泉院がなく、八幡の神応寺が加えられています。 神応寺は初めて聞きます。
一度行ってみなくては・・・・・。
他にも多数の血天井のお寺が京都にはあるのかもしれませんね。
ちなみにこの天井の斑点は、368年以前の人の血液であると近年、科学的にも証明もされているようですよ。

さてゆっくりのんびりさせてもらいましたので、そろそろ帰ることとします。

庫裏の前の片隅に可愛いお地蔵様がいらっしゃいます。
かがみ込んで私もお参りです♪
山門をでて比叡山や東山を見ながら静かな住宅街の坂道を下っていくとバス道に出ます。
調度やって来た三条京阪行きのバスに飛び乗り、セーフ♪
途中で地下鉄に乗り換えて帰りました。
こちらへは、市バス「西賀茂車庫行き」で「神光院前」で下車して下さいね。
京都駅からは9番、三条京阪からは37番、北大路バスターミナルからは1番、37番です。
市内は、いつも混み合いますので地下鉄北大路駅からバスに乗るのが早いかもしれませんね。
バス停から正伝寺までは、正伝寺075-491-3259へ連絡されると詳しく教えて下さいますよ。
おしまい。
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by ochikachan-51
| 2010-06-15 00:46
| 洛北
平安神宮神苑へ♪
2010年 06月 07日
6月5日
岡崎の方へ行く用事があり、天気も良いので平安神宮へでもと久しぶりに寄ってみました。

立派な朱塗りの門をくぐると・・・


社殿全景です。
平安神宮は平安遷都1100年を記念して、京都へ遷都された桓武天皇を御祭神として明治28年に創建されたそうです。
その後、皇紀2600年にあたる昭和15年には、幕末にご苦労された孝明天皇(明治天皇の父君)のご神霊も合わせ祀られたそうですよ。
社殿は桓武天皇が開かれた平安京の正庁、朝堂院が8分の5の規模で再現されているそうです。
上写真社殿が大極殿で外拝殿となり外拝殿奥に内拝殿、本殿と続いているようです。
社殿裏側に社殿を囲むように広がる平安神宮の神苑があるのを御存じでしょうか。
上写真の後方の緑の木々が神苑になります。
約10,000坪の池泉回遊式庭園で「植治」こと7代目小川治兵衛の作庭です。
植治は無隣庵など南禅寺界隈の別邸の日本庭園を手がけた明治から昭和にかけての有名な庭師です。
こちらの神苑の花菖蒲もそろそろ見頃ではと拝観料600円を払って入ってみます。



花菖蒲も結構咲いていますが、蕾もたくさん見られますのでこれから見頃のように思います。


臥龍橋です。
豊臣秀吉によって造営された三条大橋と五条大橋の橋脚が用いられています。
皆さん、何気なく渡って行かれますが、こちらにも京の歴史があるのですよ(^_^)
と言いながら、私はこの置き石の橋を渡るのが大好きなんですよね。
考えれば、良く渡らせてくれるものだと思います。


睡蓮もこれからもっと咲き出して綺麗になっていきそうです。


コウホネも池の上に黄色い花を開かせています。

まるで紅葉のようですね。 青々とした中に綺麗です。



「泰平閣」です。 通称「橋殿」です。
大正の始めに京都御所より移築された建物で、当時御苑で開催されていた京都博覧会で使用されていたそうです。 優雅さに納得します。
こちらの橋殿にまわってみます。

橋殿の中からです。 こうして欄干に座って景色が見れるのが嬉しいです。
上写真左側の池沿いに桜の木が藤棚のようになっていますね。
4月になるとこちらの紅枝垂れ桜が素晴らしい彩りを見せてくれます。

こちらの建物も京都御所より移築された尚美館(通称 貴賓館)です。
その左隣の桜も同じく紅枝垂れ桜です。
一度満開の時の紅枝垂れ桜をぜひ見にいらしてくださいませ♪
↓桜の時期の写真をどうぞ♪


また平安神宮の神殿から見える神苑のしだれ桜写真も以前のブログの中に少し掲載しています。
宜しかったらこちら「桜偵察隊2008 その2 平安神宮から哲学の道へ♪」をどうぞ(*^_^*)

反対側の池の景色です。
こちらは結婚式披露宴などに使われている建物のようですよ。

泰平閣を渡りきって振り返ったところです。
神苑を出て、帰ることとします。

応天門(神門)を出て

平安神宮の大鳥居(高さ24.2m)を見上げながら地下鉄で帰ります。
おしまい。
岡崎の方へ行く用事があり、天気も良いので平安神宮へでもと久しぶりに寄ってみました。

立派な朱塗りの門をくぐると・・・


社殿全景です。
平安神宮は平安遷都1100年を記念して、京都へ遷都された桓武天皇を御祭神として明治28年に創建されたそうです。
その後、皇紀2600年にあたる昭和15年には、幕末にご苦労された孝明天皇(明治天皇の父君)のご神霊も合わせ祀られたそうですよ。
社殿は桓武天皇が開かれた平安京の正庁、朝堂院が8分の5の規模で再現されているそうです。
上写真社殿が大極殿で外拝殿となり外拝殿奥に内拝殿、本殿と続いているようです。
社殿裏側に社殿を囲むように広がる平安神宮の神苑があるのを御存じでしょうか。
上写真の後方の緑の木々が神苑になります。
約10,000坪の池泉回遊式庭園で「植治」こと7代目小川治兵衛の作庭です。
植治は無隣庵など南禅寺界隈の別邸の日本庭園を手がけた明治から昭和にかけての有名な庭師です。
こちらの神苑の花菖蒲もそろそろ見頃ではと拝観料600円を払って入ってみます。



花菖蒲も結構咲いていますが、蕾もたくさん見られますのでこれから見頃のように思います。


臥龍橋です。
豊臣秀吉によって造営された三条大橋と五条大橋の橋脚が用いられています。
皆さん、何気なく渡って行かれますが、こちらにも京の歴史があるのですよ(^_^)
と言いながら、私はこの置き石の橋を渡るのが大好きなんですよね。
考えれば、良く渡らせてくれるものだと思います。


睡蓮もこれからもっと咲き出して綺麗になっていきそうです。


コウホネも池の上に黄色い花を開かせています。

まるで紅葉のようですね。 青々とした中に綺麗です。



「泰平閣」です。 通称「橋殿」です。
大正の始めに京都御所より移築された建物で、当時御苑で開催されていた京都博覧会で使用されていたそうです。 優雅さに納得します。
こちらの橋殿にまわってみます。

橋殿の中からです。 こうして欄干に座って景色が見れるのが嬉しいです。
上写真左側の池沿いに桜の木が藤棚のようになっていますね。
4月になるとこちらの紅枝垂れ桜が素晴らしい彩りを見せてくれます。

こちらの建物も京都御所より移築された尚美館(通称 貴賓館)です。
その左隣の桜も同じく紅枝垂れ桜です。
一度満開の時の紅枝垂れ桜をぜひ見にいらしてくださいませ♪
↓桜の時期の写真をどうぞ♪


また平安神宮の神殿から見える神苑のしだれ桜写真も以前のブログの中に少し掲載しています。
宜しかったらこちら「桜偵察隊2008 その2 平安神宮から哲学の道へ♪」をどうぞ(*^_^*)

反対側の池の景色です。
こちらは結婚式披露宴などに使われている建物のようですよ。

泰平閣を渡りきって振り返ったところです。
神苑を出て、帰ることとします。

応天門(神門)を出て

平安神宮の大鳥居(高さ24.2m)を見上げながら地下鉄で帰ります。
おしまい。
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by ochikachan-51
| 2010-06-07 23:33
| 東山界隈
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